我孫子市スポーツ推進委員(パラスポーツ部会)研修会

<我孫子市>

名称: 我孫子市スポーツ推進委員(パラスポーツ部会)研修会
日時:令和3年7月10日(土) 14:00~16:00
場所:千葉県立湖北特別支援学校
   我孫子市日秀70
対象:我孫子市スポーツ推進委員
目的
〇パラスポーツを活用し、障がいのある人もない人も住んでいる地域で、気軽に楽しみながらレクリエーションやスポーツに親しむ環境を創出する。
〇参加するメンバーの興味関心や運動経験に合わせながら身体表現から遊び等を組み込みスポーツに親しむ場を創出する。
〇誰でもが参加できるスポーツへの理解啓発を図るとともに、指導者の連携や知識や技術の向上を図る。


実技研修
参加者の興味関心や運動能力に合わせたパラスポーツの活用

まず、参加者12名を2チームに編成しました。
普及途上のパラスポーツであるペガーボールの体験です。ボンチョをつけてバスケットボールコート半面のエリアを駆け巡るペガーマンに赤・青・ピンク・黄色のボールを様々な工夫によりくっつけるゲームです。20秒という制限時間でもかなりの運動量がありました。
また、活動に参加される方が「またやってみたい」という感情を引き出すには、「成功体験」が必要不可欠です。
どのような工夫をすれば参加者が成功体験し、充実感を味わえるかを講師が実際に経験したケースを交えて体験しました。
その後、くっつけて良い色を黄色に絞り、どのようにすれば活動に参加される方が黄色のボールをくっつけるという課題を理解し取り組めるかを体験。
この工夫を知ることにより、課題をクリアできたというスモールステップで「成功体験」にいかに導けるかを、スポーツ推進委員の皆さんにとってもスモールステップで学ぶ機会になったようです。

次に、パラスポーツの用具等を選択して、参加者が楽しめるゲームの創造です。
一定の制限を考慮してのゲーム作成は、参加者の発想を上手に組み合わせながら、協力して作り上げることが重要となります。チームのコミュニケーション能力の向上にも一役買っています。
目に見えない参加者を想定しての実技研修でしたが、暑さに負けず最後まで充実していました。


午前中の講義の中で、あえて、障害についての理解ではなく人の成長とパラスポーツの工夫について説明しました。午前中の講義の内容が、午後の実践で深く理解することができたとの感想がありました。
目の前にいる参加者のニーズや特性を判断しながら、活動を組み立てることは障がいのあるなしに関わらず、参加者の状況に合わせて組み立てることが大切ということを体験いただきました。

障害特性を理解することはとても大切ですが、その前に、目の前にいる参加者に対応できる力を身に着けることを体験しました。